スポーツ共創とは
スポーツをつくるとは
身体を動かしながら、考えて問うことです。
動かす
身体を動かしてつくると楽しい。
自分たちにあった強さ、速さ、
リズムでつくってプレイしましょう。
問う
考えてつくって問うと楽しい。
どんなスポーツを? なぜ? どうやって?
みんなで問いあって考えてつくって
プレイしましょう。
スポーツ共創は自由で正解がない
スポーツへの向き合い方は人によっても状況によっても様々です。つまり確固たる正解があるものではありません。
また、あえて正解がないとするからこそ自由が感じられ、その自由の中から新しいコトやモノが生まれます。
そのため、このウェブサイトとワークブック自体もいつまでも変化する途中にあるとしたいと思います。
こうした新たなアプローチそのものも、みなさんと一緒に楽しみながら共に創っていけることがよいと考えています。
自分たちのスポーツは自分たちでつくる
スポーツ共創とは、自分たちのスポーツを自分たちでつくることです。 近年のスポーツといえば主に、既にあるルールでプレイすることでした。 これからのスポーツは、ルールを皆で一緒につくる「スポーツ共創」という新しい楽しみ方が加わります。
だれでもプレイヤーでありスポーツクリエイター
プレイが苦手でスポーツを敬遠していた人も、つくることを通してスポーツに参加できます。 自分たちが自分たちのためにつくるので、運動音痴も障害も関係ありません。 むしろ一人ひとりの特徴が、多様でユニークなスポーツを誕生させます。棒や球からスマートフォンなど、どんな道具を使うかも自由です。 自分で新しい道具をつくることだってできます。それらの道具を使って自由にルールをつくるのです。
スポーツ共創の3つ特徴とサイクル
スポーツ共創は「道具とルールをつくって」「遊んで」「共有する」という3つのサイクルで成長します。
このサイクルを社会で回すことが共創です。
スポーツでも同じこと。
スポーツ「共創」といっても、はじまりは一人ずつから生まれます。
その後、家族や数人の友達、地域や会社、学校といった日常生活のあらゆる場面で共有されるうちに「じぶんたちの」スポーツに育っていきます。
誰かがつくったスポーツをプレイするのではなく、自分たちのいる場所で自分たちのためにつくって遊んでみようというのが「スポーツ共創」です。
その結果、色々な大きさの「つくる→遊ぶ、試す→共有する」のサイクルが社会に現れます。
スポーツ共創は誰が行う?
スポーツ共創は、個人で楽しむのはもちろん、地域やコミュニティの活動として行なったり、 教育現場で子供達と一緒にスポーツを生み出し運動会を実施したり、また、企業が事業として行うなどあらゆる場面で行うことができます。
地域
教育
企業
スポーツ共創における役割分担
スポーツ共創のサイクルを生み出すために、4つの役割があります。
- 役割
- デベロップレイヤー
(スポーツをつくる人) - デベロップレイヤーは、Developer(開発する人)とPlayer(あそぶ人)を組み合わせた言葉です。 スポーツをつくる人です。つくることとあそぶことが一体になっている状態を指します。 スポーツ共創の根幹をなす「頭と体を同時に動かす」重要な感覚です。
- ファシリテーター
(スポーツを
作れるようにする人) -
ファシリテーターは、実際にスポーツをつくろうと人が集まったときに、
場の空気をあたため、デベロップレイヤーが意見を出しやすくなるよう工夫しながら司会進行するムードメーカーです。 - ディレクター
(スポーツを共創する
場所を作る人) - ディレクターは、「いつ(いつまでに)、だれと(だれが)、どこで、 どんな目的をもって、どうやってするか」という企画の詳細を考え、その実行に関わる様々な調整ごとを監督する、企画の推進力となります。
- プロデューサー
(スポーツを共創する場所
を
作れるようにする人) -
プロデューサーは、
周辺の社会との調整を行います。 その企画が実現できるよう資金面や利害関係面を整える等、より大局的な指揮統括を行います。
スポーツ共創を実際に始めようと思っている方へ
スポーツ共創を実際に始めてみたい方へ
より詳しい内容を記載した 「スポーツ共創ワークブック(PDF版)」が以下よりダウンロードできます。
【内容】
- 実際にアイデアを書き込んで使えるドリル形式のワークブック
- 地域やコミュニティ、教育、企業などでうまれたスポーツ共創事例集
- スポーツ共創のファシリテーション、ディレクション、プロデュースのヒント 等